適応障害

適応障害とは

適応障害とは

特定可能なストレス因子(配置転換による人間関係の問題、失業、失恋、家族の介護等)によって引き起こされる、著しい精神的な苦痛を伴い日常生活に支障をきたす感情面や行動面の症状がみられる障害です。

症状としては憂うつ気分や不安感、焦りや怒りといった感情が不安定になったり、不眠、過度な飲酒や過食、周囲の人への暴言といった行動異常をきたしたり、動悸や嘔気、下痢や腹痛といった身体症状がみられることがあります。

治療はストレス因子を軽減させることが大切で環境調整が求められます。環境調整が困難な場合も多いですが、そうした場合にはストレス因子に対する向き合い方を見つめなおす認知行動療法等の精神療法や、不眠や不安、憂うつ気分、身体症状それぞれに合わせた薬物療法を行うこともありますが、いわゆる対症療法であり、基本はストレス因子から何とか離れることになります。