うつ病
うつ病とは
「気分が落ち込んでいる」「何をしても楽しくない」「悲しい」といった気分の問題とともに、眠れない、食欲が出ない、疲れやすい、身体が痛いなどの身体の症状もみられ、日常生活に支障をきたしてしまう期間が2週間以上続くとうつ病の可能性が疑われます。
しかしながら、近しい人との離別や自然災害、経済的に困るなどがあると誰でも憂うつ気分になりますが、環境が整ったり、出来事を受け入れることが出来るなどすると解消されます。
それに対してうつ病は感情や意欲を司る脳の働きに何かしらの不調が生じていると推測されていますが、発症の原因がよく分かっていません。精神的や身体的なストレスが原因と指摘されることもありますが、ストレスの原因が消失しても症状は持続します。
治療はまずは心身の休息が大切で、環境を整えること、例えば仕事をしているのであれば休職をする、学生であれば休学をすること、症状が重い場合はストレスケア病棟を有する精神科病院への入院も効果的な場合があります。それに並行して薬物療法や精神療法を行い治療していきます。